小牛田(こごた)?小牛田(こうしだ)?

小牛田町(こごたちょう)は、宮城県遠田郡に位置していた町である。
町を南北に縦断する東北本線から、陸羽東線石巻線が分岐し鉄道の町として栄えてきた。震災前は石巻線から分岐する気仙沼線が我がふるさと気仙沼までつながっていた。

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2006年1月1日、小牛田町南郷町と合併し美里町となるも、小牛田駅はそのまま残り、地元の人はまだ昔の名残で小牛田と呼ぶことが多い。

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ところで小牛田という文字を見せると、宮城県人以外の人は99%の確率で「こうしだ」と読む。「こごた」という正解を出しても"午"ではなく"牛"と書いて「ご」と読むことが信じられないようで、すんなり受け入れてくれる人はまずいない。
かくいうわたしもこの事実を知った時は歴史のどこかでおそらく誰かが書き間違えたに違いないと思ったものだった。


住まなければ調べなかったはずだが、ご縁あって住んだ町なので歴史を調べてみると、小牛田町(現美里町)は明治22年(1889年)に南小牛田村と牛飼村が合併して小牛田村、明治40年(1907年)に小牛田町へ、そして前述の通り平成18年(2006年)に美里町となる。
元々の地名「牛飼村」という名を見て分かるように牛の町であったことは確かなのだろう。


またこの地の出身有名人に「小牛田山金太郎(こごたやまきんたろう)」という力士がいたそうだ。本名が佐々木金太郎であるところを見ると小牛田という地に誇りを持つふるさと愛の強い力士だったに違いない(勝手な推測)。

ふるさと愛がでたところで小牛田はこごだ!今日のところはこの辺で。